Italian Apple Leather
Apple Skin TM
アップルスキン(アップルレザー)は、廃棄リンゴ由来の原料とポリウレタン樹脂を合成することで生まれた植物由来のヴィーガンレザーです。従来のヴィーガンレザー(合成・人工皮革)よりも石油由来の原料の使用を抑えているためより環境に配慮されており、軽量で水に強いという合成レザーと同質の特徴を有しています。
WHy Apple Leather?
The Story
アップルスキンは、りんごジュースの生産工場からでる食品廃棄物(フードロスの問題)を解決したいという想いから開発が始まりました。ヨーロッパでも有数のりんごの産地であるイタリア北部の果樹園では、年間220万トン以上ものりんごが収穫され、そのうちの5万トン以上ものりんごが産業破棄、または一部投棄されていたために異臭の原因になっていました。
Upcycling Wasted Apple
そこで廃棄されていたりんごの絞りかす(皮や芯)を乾燥させ、合成レザーの原料の一部としてアップサイクルするというアイディアが生まれました。レザーの風合いを損なわないように適切な分量で樹脂と配合され誕生したのがアップルレザーです。
FACTORY TOUR IN MABEL, ITALY
LOVST TOKYOでは生産における透明性を重視し、実際に現地のメーカーを視察に伺いました。
Bio-BASED LEATHER
完成した「アップルスキン」の原料には、リンゴ由来のバイオ成分が20%~30%ほど含まれています。これは本来であれば100%石油由来のヴィーガンレザーに対して、天然成分を含有することで石油系樹脂の含有率を減らしているため、素材の生産時や廃棄時の二酸化炭素排出を減らすことができます。※素材全体の天然素材の割合では50%ほど。また、従来のPU系のヴィーガンレザーを1kg生成するには、約5.28kgの二酸化炭素が排出されているため、1kgのアップルパウダーを使用する度に、同量の二酸化炭素の削減につながっています。Mabel社は、これまでに約30,000トンもの廃棄リンゴを利用して製造を行ってきました。そして、イタリア産のアップルレザーは植物由来のヴィーガンレザーの中でも最高品質の樹脂を用いることで耐久性にも優れていいます。既に履物や車用シートにも採用された素材もあります。軽量で撥水性にも優れているので、その実用性の高さから注目が集まっています。本革のように水に濡れても心配する必要はありません。もちろん、アニマルフレンドリーです。
Mabel SRL
1978年に設立、2010年からApple Skinの製造を始めたフィレンツェ近郊にあるMabel社の工場では約50名の従業員が働き、すべての生産工程を同一工場内で行うイタリアで唯一220cmのコーティングラインを有している生産工場です。また、生地の生産の際に用いる水の95%が再利用され、環境負荷の少ない循環型の生産体制を推進しています。今はまだ100%植物由来の素材ではありませんが、メーカーでも今後、地球により優しい素材の開発努力を行っていくと約束してくれました。そして私たちも、彼らと協力しながら持続可能な社会の実現に向かって歩んでいきたいです。
※LOVST TOKYOでは主にイタリアメーカーの「アップルスキン (アップルレザー) 」を採用しております。
アップルレザーの中には、中国メーカー、デンマークメーカーのものがございます。類似品にご注意ください。
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