平素よりLOVST TOKYOをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
このたび、弊社で取り扱っている「アップルレザー」や「グレープレザー」などの呼称につきまして、私たちの見解と今後の方向性をお伝えさせていただきます。
今年、JIS(日本産業規格)より、「レザー」という用語につきまして「皮本来の繊維構造をほぼ保ち、腐敗しないようになめした動物の皮に限定する」との発表がありました。
それに伴い、弊社でもJISへの確認を行ったところ、今回の発表は「アップルレザー」や「グレープレザー」という名称の使用の法的な禁止ではないとの回答を得られました。
あくまで、「消費者が動物性皮革と合成皮革を混同してしまうことがないように」という観点のもと実施された用語の棲み分けであるとのことです。
つまり、弊社のような植物由来の合成皮革・人工皮革を取り扱うブランドは、消費者が「動物性の皮革」と混同してしまわないよう、より丁寧かつ明確な説明が求められている状況であると理解しています。
そこで、私たちとしては、すでにユーザーの皆さまにも慣れ親しんでいただいている「アップルレザー」や「グレープレザー」という呼称の使用を取りやめることなく、これまで通り商品ページや素材の説明のページ、商品付属タグに、「合成皮革」と明記した上で、今後も販売を続けてまいります。
すでに「アップルレザーとはもう呼べないのではないか」といったお問合せもいくつかいただいており、皆さまからの温かいお気遣いに大変感謝しております。
私たちはまだまだ小さな会社ですが、社会の大きな声にかき消されないよう信念を持って、「レザー」にも劣らない動物にも環境にも配慮した新しいファッションの形をお届けできるよう、より一層、製品の企画開発に励んでまいります。
今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。
LOVST TOKYO代表取締役 唐沢海斗