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【世界環境デーに考える】世界が抱える環境問題と私たちにできることとは?

目次

こんにちは!
LOVST TOKYO・PRのアンです。

この記事が配信される6月5日は「世界環境デー」。さらに最近では5月30日に「ゴミゼロの日」があり、6月8日には「世界海洋デー」も控えています。

そこで今回は、これらを関連づけて、海を通して全世界が共通して抱える「海洋ゴミ問題」に注目してみることにしました。

これを機に、普段はなかなか身近に感じられない問題にも目を向けて、「いま私たちができること」についても一緒に考えていけると嬉しいです!

 

◼︎ 増え続ける海洋プラスチック

 「プラスチックの破片を口にくわえるレイサン島の若いモンクアザラシ」 Photo credits: Matthew Chauvin


国連環境計画(UNEP)が2022年に提出した報告書『From Pollution to Solution』によると、毎年海に流れ出ているプラスチックの量は約1,100万トン。

あまりにも大きく途方もない数字なので、なかなかイメージしにくいのですが、なんと2050年には、海にいる魚の量をプラスチックの量が超えてしまうと推測されているのです。

また、日本からのプラスチックの流出量は、2023年度の環境省の推計では、年間約11,000~27,000トンとされています。

たくさんの製品が美しくプラスチックの包装で梱包される文化がある日本も、多くのプラスチックゴミを排出してしまっている国のひとつであると言えます。

海鳥や魚などがプラスチックを誤って食べてしまうケースも多く報告されていて、問題は常に深刻化しています。

 

◼︎ どうやって海に流れ込むの?

汚染されるホンジュラスのビーチ

「汚染されるホンジュラスのビーチ」 Photo Credits:The Ocean Cleanup


海洋プラスチック汚染の問題を解決するために、ゴミの回収技術の開発や導入を行っているオランダの非営利団体「The Ocean Cleanup」によると、私たちが生み出しているプラスチックの0.5%以下が、正しく処理されず海に流れ着いてしまっています。

「0.5%、たったそれだけ?」と思う方もいるかもしれません。

ですが、その0.5%が生態系に影響を与え、私たちの暮らしを脅かしています。

海洋ゴミの7〜8割は街由来と言われ、私たちが何気なく消費しているプラスチックこそが、海洋汚染を招いていることは言うまでもありません。

また、それだけではなく、漁業で使われた網や釣り糸が海に放置されてしまう「ゴーストギア」も、大きな問題に。

環境問題に配慮する人々がプラントベースの食事を選ぶ背景の一つとして、漁業が与える環境へのダメージが挙げられるのも、このような問題が関連しています。

 

◼︎ 海洋プラスチックが与える影響

海洋プラスチックの循環

「海洋プラスチックと食物連鎖の関連 」Photo Credits:The Ocean Cleanup
(日本語訳:BIOACCUMULATION・・・生物蓄積
Birds & turtles feed at the surface of the patch・・・鳥やカメは海域の表層で餌を摂取)

 

海の生き物たちの健康に被害があるというのはもちろんのこと、実は人間の健康や生活にも悪影響を与えているのが、海洋プラスチック問題。

上記のイラストにあるように、海産物を食べる習慣がある人にとっては、小さな魚が食べたマイクロプラスチックを巡り巡って摂取してしまうことも少なくありません。

また、特に貧困層が住む地域におけるゴミ問題は深刻で、溜まってしまうゴミに対処ができず、劣悪な衛生環境で生活せざるを得ない人々もいます。

海はどこまでも繋がっていて、日本で発生したゴミが世界の他の地域へ流れ出るケースもある以上、離れた地域で起こるゴミの問題も、「私たちには無関係」とは言えない状況です。

 

◼︎ 私たちにできること

このような問題の解決には、やはり一人ひとりの行動が不可欠。

身近なところだと、普段の使い捨てプラスチックの量を減らすために、マイボトルやマイバッグを使用したり、量り売りのお店に足を運ぶといったことから実践していくことが大切です。

また、LOVST TOKYOでは、梱包時の資材において、できるだけゴミを減らすための取り組みを推進しています。

具体的には、一度きりで捨てられてしまう梱包材をなくすために、プラスチック袋の代わりに綿素材の巾着で代用。さらに、コンポスタブルパッケージやバイオプラスチックのPP袋を配送時の資材に採用しました。

「環境や動物に配慮しながらも、おしゃれを楽しみたい」というユーザーの皆さまのお声に応えて、今後も最善の梱包資材を模索していくので、ぜひ、安心してLOVST TOKYOでのお買い物をお楽しみいただけると嬉しいです。

 

◼︎ 寄付キャンペーンも実施

「海洋洗浄システムを使った廃棄プラスチックの抽出」Photo Credits:The Ocean Cleanup

 

さらに、このたびは世界環境デーにちなんで、これらの問題の解決に一歩でも近づくために、「寄付キャンペーン」を実施します!

本記事内でも登場した、世界中の海洋汚染の問題を解決するために活動されているオランダの非営利団体「The Ocean Cleanup」へ、キャンペーン期間中の売り上げの3%を寄付させていただきます。

The Ocean Cleanup」は、最新の技術を使って、河川から海へのプラスチックゴミ流入の阻止や、海上でのゴミの回収にあたっています。

海洋でのゴミ回収の様子

「海洋でのゴミ回収の様子 」Photo Credits:The Ocean Cleanup


想像を絶するような大きなスケールで海洋プラスチック問題の解決に取り組むこちらの団体の活動に感銘を受け、「少しでも力になりたい!」と思ったことで、今回のキャンペーンの実施が決定しました。

 

<World Environmental Day Campaign>

・キャンペーン期間
2025年6月5日(木)〜6月15日(日)

・開催概要
オンラインストアでのお買い物の売り上げ3%を、非営利団体The Ocean Cleanup」へ寄付

・参加方法:
期間中にオンラインストアでお買い物をお楽しみいただくだけで、自動で売上金を寄付させていただきます。

 

キャンペーン期間中は、サステナブルな「アップルレザー」のアイテムを購入することが海洋プラスチック問題の解決に向けたサポートにも繋がるので、ぜひ、より前向きな気持ちでお買い物をお楽しみいただけると嬉しいです!

 

【参照記事】:World leaders set sights on plastic pollution
【参照記事】:環境省、2023年度の日本の海洋プラスチックごみ流出量の推計を公表
【参照記事】:【増え続ける海洋ごみ】海ごみの7〜8割は街由来。流出原因の調査で分かったモラルでは解決できない問題
【参照記事】:深刻な海洋プラスチック問題の原因「ゴーストギア」を無くそう!

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