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代表ブログ「2025年、年末のご挨拶と振り返り」

目次

毎年続けているこのブログですが、「あれ、もうこの時期か」とカレンダーを見て驚きました。早いもので、今年も残りあとわずかですね。年末の慌ただしさの中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

本年も関係各位のご協力および皆さまのご支援のもと、なんとか無事に一年を終えることができました。いつも変わらぬご愛顧を賜り、心より感謝いたします。

今回の代表ブログでは、2025年を振り返りながら、来年の展望についても少しお話ししたいと思います。

まだ公開していない最新情報にも触れているので、ぜひ、目を通していただけると幸いです。

 

色とデザイン、素材に向き合い続けて

今年大ヒットしたものといえば、新たに開発したオリジナルカラーの 「Dark Navy」と「Khaki Brown」のアイテムたちでした。

以前よりアンケートで「もっとカラーバリエーションを増やしてほしい」というご意見を多々いただいていた中で、ようやくそういったお声に少しずつお応えできている、という実感があります。

時間をかけて修正を重ね、こだわり抜いて生まれたカラーは、どんな人でも使いやすい絶妙な色味に仕上がっていると自負しています。

また、デザインに関しても引き続き挑戦を続けています。

LOVST TOKYOらしさの代名詞にもなっている「マルチウェイコレクション」に注力し、ファスナーが付いた「Apple 2Way Half-moon Bag」や、オケージョンにも使える「Grape 3Way Chain Bag」を発売しました。

こちらも同じく、ユーザーアンケートでの要望を盛り込んだ商品展開になっています。皆さまのお声をもとにブランドの新しい可能性を模索できていることに、改めて感謝申し上げます。

そして来年は、より高品質で耐久性に優れた人工皮革を採用し、新色の「Dark Brown」をコレクションに追加する予定です。

さらに、衣料用の素材にも着手し、初のアパレルコレクションも開発予定なので、こちらも楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

 

待つのではなく、会いに行くことから

寂しさはありますが、約1年弱にわたり運営してきたショールームを閉じる運びとなりました。

たくさんのお客様に遊びに来ていただき、直接お話をお伺いすることで私たちブランドとしても大きな励みとなっていたのですが、

「このまま待っているだけではダメだ、もっとたくさんの人に自分たちから積極的に会いにいかなくては、何も変えることができない!」

と、社会課題の解決を目指す小売企業としての役割を再認識し、次の挑戦へ向かう決断をさせていただきました。

それを契機に、POP-UPの数を増やし、12月には念願のヒカリエでの初出店を実現しました。おかげさまで、POP-UPでの売上高は過去最高を更新し、ユーザーの皆さまともより多くのコミュニケーションが取れたことを、大変嬉しく思っています。

来年も引き続き、この勢いを止めることなく、POP-UPに力を注いで参ります。初の横浜NEWoManの出店も決まっているので、お近くの方はぜひ、お立ち寄りください。

来年も多くの方と直接お会いできることを楽しみにしています。

 

現場からあらためて考える、ものづくり

ものづくりに携わるものとして、「どんな場所で、誰が、どんな想いでつくっているのか」を直接目にすることの大切さと責任を、日々意識しています。

そんな中今年は、例年以上に関係各所を飛び回ることが多い1年でした。

特に印象に残っているのは、原料の共有元としてお世話になっている「JAアオレンさん」を訪問させていただいた際に、りんご農家のあいざわファームさん」さんにお邪魔させていただいたこと。

農家さんのご厚意で「ふじ」という品種をその場でいただいたのですが、その甘さに驚きました。

実は、ジュースの搾りかすを素材の原料として活用する際に、糖度が高く含有量を制限しないといけなくなってしまったのですが、これほど甘いのだから、と身をもって納得しました。

素材の開発を通して、代々変わるのことない想いを持ってりんごを作り続けている農家さんや美味しいりんごジュースを展開しているアオレンさんとご縁をいただいていることを、大変光栄に思っています。

ちなみに弊社では、福利厚生の一環として「希望の雫(アオレンさんのりんごジュース)」をメンバーはいつでも飲めるようにしているのですが、ぜひ皆さんにも機会があればどこかでご提供できればと思っております。

さらに、今年は日本国内に留まらず、中国にも足を運びました。既存の提携先の訪問が中心でしたが、思いがけずご縁があり、新たな工場を開拓することもできました。

劣悪な労働環境や質の悪い素材など、多くの課題があるアパレル業界。そんな中で、自信を持って自社の製品をお届けするために、自らが目で見て納得したところを提携先として選んでいます。

来年も引き続き、より安定した生産を確保できるよう、手も足も動かし続けていきたい、と思っています。


 

さいごに

近年、「サステナビリティのブームは去った」などという言葉も聞かれるようになってきました。

事実、コロナ禍で立ち上がった大手アパレル各社による「サステナブルブランド」が数年で撤退してしまっている状況も散見され、いかに短期的な営利の追求と社会的価値を両立させることが難しいのかが伺えます。

ただ、こうしている間にも地球温暖化は着実に進行しており、その影響は日本を含む世界各地で深刻化しています。

私たちもその進行スピードに焦りを抱きつつも、「サステナビリティ」が単なる流行ではなく、地球環境との共生を実現する長期的な問題解決となるように、できることから一歩ずつ進めていく必要があると強く感じています。

2026年も少しでもご期待にお応えできるよう、日々邁進してまいりますので、今後ともお力をお貸しいただけますと幸いです。

最後になりますが、このたびの青森地震により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。微力ですが、ご縁をいただいた青森の魅力を少しでも商品と一緒にお伝えしてくことに引き続き尽力させていただきます。

皆さま、改めまして、本年も大変お世話になりました。変わらぬご愛顧に、心より感謝申し上げます。健康にご留意のうえ、どうぞ良いお年をお迎えください。

LOVST TOKYO代表 唐沢海斗

\スタッフブログ気ままに運営中!/
  • KAITO | 代表取締役

    「ヴィーガン」を受け入れることができなかった自身の原体験から、LOVST TOKYO(ラヴィストトーキョー)を創業。ファッションを通して多様な価値観の浸透と畜産業由来の社会課題の解決を目指す。