LOVST TOKYOは、ものづくりの過程で排出してしまっているCO2(二酸化炭素)を可視化しています。
事業を行う上で避けられないCO2の排出を、「温室効果ガスの削減活動」を通してゼロ、将来的にマイナスにしていくことを目指しています。
さらに、LOVST TOKYOの事業単体としてだけでなく、デカップリング*1 の考え方をもとに業界全体にも目を向け、製品の製造を植物由来の合成皮革に置き換えることによる環境負荷の差も算出しています。
こちらでは、2024年のカーボンオフセット*2 に向けた取り組みとその結果、デカップリングによるソーシャルインパクトをご報告します。
*1 デカップリングとは、消費を維持しながら環境への負荷を減らしていく=両者を切り離していくという考え方です。
*2 カーボン・オフセットとは、人間の経済活動や生活などを通して、ある場所で排出された二酸化炭素を始めとする「温室効果ガス」を、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業による削減活動により、直接的や間接的に吸収しようとする考え方です。
【2024年】LOVST TOKYOのカーボンフットプリント
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製品製造におけるCO2排出量
2024年、1年間を通したLOVST TOKYOのものづくりにおけるCO2排出量は23,700kgとなりました。
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LT-SEED Program
ロイヤルティプログラム「LT-SEED」では、1年間使用がなかったお買い物ポイントは自動的に植樹を行う団体へ寄付される仕組み*です。
これにより、昨年は32,622円を寄付することができました。
*現在、ポイントシステムリニューアルのため一時休止中。2025年内の再開を予定しています。
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32本の杉の木を植樹
昨年の植樹団体への寄付額(32,622円)は、32本の杉の木の植樹に相当しています。
杉の木1本あたり、302kgのCO2を削減することができると考えると、2024年は9,664kgのCO2削減に繋げることができました。
*40年生の杉の木1本のCO2固定量を302kgとして計算しています。
2024年のLOVST TOKYOのCO2排出量は、
23,700kg(製造時の排出量)−9,664kg(植樹による削減量)= 14,036kg
という結果になりました。
業界全体へのソーシャルインパクト
2024年にLOVST TOKYOが販売した製品を、一般的なレザー(牛革)を使って製造していたと仮定して算出すると、CO2排出量は53,146kgになります。
つまり、LOVST TOKYOがファッション業界において「植物性の合成皮革」を用いて製造・販売を行なっていることで、29,446kgのCO2削減につながる選択肢を提示することができました。
2024年もユーザーの皆さまのおかげで、より環境負荷の少ないものづくりを目指して事業活動を推し進めることができました。
日頃より私たちの想いに共感し、温かいサポートをしてくださり、本当にありがとうございます!
2025年も引き続き、CO2排出量の削減や業界へのソーシャルインパクトを事業の核に据えて、よりサステナブルなブランドを目指してまいります。
また、昨年はLT-SEEDプログラムのリニューアルを行い、一時的に植樹を行う団体への寄付機能がストップしてしまっていました。2025年はこちらの仕組みも再開し、昨年よりも多くのCO2を削減できるように整備を進めていく予定です。
2025年も変わらぬサポートのほど、よろしくお願いいたします!
- そのほかの寄付についてのご報告 -
LOVST TOKYOでは、「カーボンオフセット」に向けた植樹団体への寄付だけではなく、広く地球環境や動物たちのための活動を行う団体へも寄付を行っています。
ここでは、2024年に皆さまからのご支援によって実現した寄付のご報告をさせていただきます。
改めまして多くのご賛同、本当にありがとうございました!