ファッション新時代を彩る「Veganレザー」

「Veganレザー」とは、動物性素材を使用していないレザーのことをいいます。一般的にフェイクレザーと呼ばれることが多い「Veganレザー」ですが、近年「環境汚染」や「動物愛護」などの観点から、ひときわ注目されるようになりました。

注目と需要が右肩上げりの「Veganレザー」ですが、市場に多く出回っている「Veganレザー」は、大きく分けて合成皮革と人工皮革の2種類があります。

今回は、その2種類の素材や構造、特徴について紹介します。

 

 

 

合成皮革

合成皮革とは、織・編布を用いたナイロンやポリエステル(PVC)生地の上に、ポリウレタン(PU)をはじめとした樹脂層をコーティングして作られた生地です。合成皮革にみられるシワは、天然皮革に似せるために人為的に作り出されています。 

合成皮革は、基布が安価なため大量生産に向いているのが特徴。現在、様々な商品が合成皮革により製造されています。

 

 

 

人工皮革

人工皮革はナイロンやポリエステル繊維を絡め、ポリウレタン樹脂をしみこませて組成したマイクロファイバーをベースとしています。 基地の表面にはポリウレタン樹脂が主となる表面樹脂層を作り、天然皮革に似せるためにデザイン加工を施します。

生地の構造から天然皮革を人工的に限りなく再現した、合成皮革よりも手の込んだ素材です。

合成皮革と同様の素材を使用していますが、人工皮革は天然皮革により近い一体感が特徴であり、天然皮革と同じように耐久性やソフトな質感に優れます。 さらに、通気性やフィット性にも富み、天然皮革にはないストレッチ機能性を有したものも少なくありません。

 
人工皮革を用いた製品は、ものによってはほとんど天然皮革と見分けがつかないほどの完成度を有しているものも見受けられます。

合成皮革よりも手の込んだ仕上がりの人工皮革は少々価格が高いのも、特徴のひとつです。 

※人工皮革は天然皮革の40~50%程度、合成皮革はさらに安価で30%~35%程度の価格だと言われています。

 
 
  

Leather VS Vegan Leather

 

軽量

Veganレザーは天然皮革製品と比較して軽量です。そのため、仕事や外出で1日中歩き回るようなシーンにおいて、重さによる負荷の少ないVeganレザー製品は最適だと言えます。

 

撥水性

天然皮革は水に濡れてしまうとカビが生えてしまったり、革の質が落ちる原因となります。しかし、Veganレザーは天然皮革より水に強く、撥水性もあるため、多少の雨で濡れてしまっても心配ありません。

 

お手入れが簡単

多少の汚れは水拭きなどで簡単に落とせます。また、天然皮革製品のように定期的にクリームで保湿などをする必要性もありません。日々の外出用など、お気軽にご利用いただけます。

 

 

 

Special Material

近年では、合成皮革や人工皮革以外の一風変わった新Veganレザーも登場しています。

 

コルク

軽量で耐水性もあり丈夫なコルクは、近年ファッション業界でも人気を集めている素材です。

お財布やバッグなどのファッション雑貨に多く取り入れられています。
 

馴染み深いVegan素材「コルク」

 

ピニャテックス

pinatex

本来廃棄されるだけであった、パイナップルの葉の部分を使用した新素材。

シューズやバッグ、インテリアなど、幅広い用途で使用されています。
 

パイナップルからレザー?世界が注目の「ピニャテックス」

 

アップルレザー

apple leather

こちらも本来は廃棄されるだけだった、リンゴの皮を使った素材。

レザーに似た質感ながら、耐水性に優れたアップルレザーもまた、ファッション雑貨からインテリアまで幅広い用途で人気を集めます。

 

廃棄されるリンゴからレザーを作る!? Veganも待望の「アップルレザー」とは?

 

 

 

Summary

フェイクレザーと聞くと、あまり良いイメージを持たれない方が多いかと思いますが、現在では長年の研究開発の成果で「環境に優しく」「質の高い」フェイクレザーが数多く開発されています。

また、偽物と言う意味の「フェイク」レザーではなく、革新的な新素材であるということから「Veganレザー」という新しい呼び名が浸透してきており、時代がSustainabilityを求めているのを感じ取れます。

 
合皮は3~5年、人工皮革は5~7年程は持つと言われており、「安価、軽量、撥水性、お手入れが楽」という点に加え「動物の犠牲を伴わない」という点でも、私たちLOVST-TOKYOはVeganレザーをオススメしています。

しかし、あくまでも今まで使ってきたアイテムをこれからも大切にお使いいただくことが、まず何より大切なことであると考えている私たち。もし、今まで使用してきた天然皮革製品があるならば、丁寧にお手入れしながら今後も長く使っていただくことを願います。

 
この記事を通して、少しでも「Veganレザー」に興味を持っていただけた方は、是非一度LOVSTのアイテムを手にとって、「Fashion with Compassion」を楽しんでみてください。

 
※日本語の「Veganレザー」は「人工皮革(ポリウレタン)」のことを指し、これは厳密には「合成皮革」とは別の素材です。しかし、海外では一般的に人工的に作られるレザーはすべて合成皮革であり、synthetic leatherやman-made leatherなどと呼ばれ区別されることはないようです。

LOVST-TOKYOでは、人口皮革(マイクロファイバー)の製品、また「PVCに比べPUの方が環境負荷が軽い」という理由から、PUを使用している製品を優先的にセレクトしています。

 

 

共和ライフテクノのサイトに合成皮革と人工皮革の違いについてわかりやすく解説していますので、興味のある方は下記のリンクをご参考¥ください。

・「合成皮革と人工皮革の違い」→ http://www.kyowle.co.jp/knowledge/know01.php

・「特徴と構造」→ http://www.kyowle.co.jp/knowledge/know02.php

・「合成皮革ができるまで」→ http://www.kyowle.co.jp/knowledge/know03.php