素材コラム第一弾「動物に優しいライフスタイルを、ヴィーガンレザー」

ヴィーガンレザーとは?

「ヴィーガンレザー」とは、動物性素材を使用していないレザーのことをいいます。一般的にフェイクレザーと呼ばれることが多い「ヴィーガンレザー」ですが、近年「環境汚染」や「動物愛護」などの観点から、ひときわ注目されるようになりました。注目と需要が右肩上がりの「ヴィーガンレザー」ですが、市場に多く出回っている「ヴィーガンレザー」は、大きく分けて合成皮革と人工皮革の2種類があります。今回は、その2種類の素材や構造、特徴について紹介したいと思います。

ヴィーガンレザーその1・合成皮革

合成皮革とは、織・編布を用いたナイロンやポリエステル(PVC)生地の上に、ポリウレタン(PU)をはじめとした樹脂層をコーティングして作られた生地です。合成皮革にみられるシワは、天然皮革に似せるために人為的に作り出されています。合成皮革は、基布が安価なため大量生産に向いているのが特徴。現在、様々な商品が合成皮革により製造されています。

 

ヴィーガンレザーその2・人工皮革

一方で人工皮革はナイロンやポリエステル繊維を絡め、ポリウレタン樹脂をしみこませて組成したマイクロファイバーをベースとしています。 基地の表面にはポリウレタン樹脂が主となる表面樹脂層を作り、天然皮革に似せるためにデザイン加工を施します。生地の構造から天然皮革を人工的に限りなく再現した、合成皮革よりも手の込んだ素材です。

合成皮革と同様の素材を使用していますが、人工皮革は天然皮革により近い一体感が特徴であり、天然皮革と同じように耐久性やソフトな質感に優れます。 さらに、通気性やフィット性にも富み、天然皮革にはないストレッチ機能性を有したものも少なくありません。

 人工皮革を用いた製品は、ものによってはほとんど天然皮革と見分けがつかないほどの完成度を有しているものも見受けられます。合成皮革よりも手の込んだ仕上がりの人工皮革は少々価格が高いのも、特徴のひとつです。
※人工皮革は天然皮革の40~50%程度、合成皮革はさらに安価で30%~35%程度の価格だと言われています。

機能性比較・ヴィーガンレザーVS天然皮革

ヴィーガンレザーは軽量で快適

ヴィーガンレザーは天然皮革製品と比較して軽量です。そのため、仕事や外出で1日中歩き回るようなシーンにおいて、重さによる負荷の少ないヴィーガンレザー製品は最適だと言えます。

ヴィーガンレザーは撥水性に優れている

天然皮革は水に濡れてしまうとカビが生えてしまったり、革の質が落ちる原因となります。しかし、ヴィーガンレザーは天然皮革より水に強く、撥水性もあるため、多少の雨で濡れてしまっても心配ありません。

ヴィーガンレザーはお手入れが簡単

ヴィーガンレザーは多少の汚れは水拭きなどで簡単に落とせます。また、天然皮革製品のように定期的にクリームで保湿などをする必要性もありません。日々の外出用など、お気軽にご利用いただけます。

 

ヴィーガンレザー・まとめ

フェイクレザーと聞くと、あまり良いイメージを持たれない方が多いかと思いますが、現在では長年の研究開発の成果で「環境に優しく」「質の高い」フェイクレザーが数多く開発されています。また、偽物と言う意味の「フェイク」レザーではなく、革新的な新素材であるということから「ヴィーガンレザー」という新しい呼び名が浸透してきており、時代がさを求めているのを感じ取れます。

合皮は3年、人工皮革は5年程は持つと言われており、「安価、軽量、撥水性、お手入れが楽」という点に加え「動物の犠牲を伴わない、PVCに比べPUの方が環境負荷が軽い」という点で、LOVST-TOKYOのオンラインショップではVeganレザーのプロダクトを優先してセレクトし販売しています。

もちろん天然皮革には天然のよさがありますし、最近は天然のリサイクルレザーのも出回っているたいです。今回は第一弾素材コラムとして、ヴィーガンレザーをご紹介させていただきましたが、今後も様々な素材をご紹介させていただきたいと思います。そして、皆さんのライフスタイルにおける一つの選択肢として普及していくことを願っています。

追記:「ヴィーガンレザー」は「人工皮革(ポリウレタン)」のことを指し、これは厳密には「合成皮革」とは別の素材です。しかし、海外では一般的に人工的に作られるレザーはすべて合成皮革であり、synthetic leatherやman-made leatherなどと呼ばれ区別されることはないようです。海外からヴィーガンプロダクトの購入を検討されている方は、一度ブランドに確認した方がいいかもしれません。